2025年08月17日(日)、東京都最深部にして、最難関の酉谷山に登ってきました。
日帰りということであれば、長沢山の方が時間がかかるのですが、雲取山荘に宿泊すれば難易度は低くなります。
酉谷山も山頂直下に避難小屋はあるので、緊急時には宿泊可能です。
山行記録
下山直後に出てきた累積登り(下の図)とヤマレコのコースタイムに出てくる累積登りが100mも違います。
なぜ、ここまで大きな違いが生じるのでしょうか?
歩行時間:7時間37分
山行:6時間54分
休憩: 43分
歩行距離:22.1km
累積登り:1,580m
累積下り:1,582m
ウトウの頭
7時58分、東日原バス停から出発です。
東日原バス停から車道を20分強歩き、日原鍾乳洞の手前、一石山神社が登山道の入り口です。
神社まで石段を登り、
振り返ったところにある社務所の横の細い道が登山道の入り口です。
事前情報で知っていたので迷うことは無かったのですが、知らなければ登山道を探すのに右往左往しそうです。
一石山神社から登り始めて直ぐは、踏み跡が何本にも分かれていて、少し迷ってしまいました。
神社から急登が続き40分ほどで一石山山頂です。
これから順番にご紹介しますが、タワ尾根の山々の山頂標識はどれもユニークで芸術性が高く、見ていて楽しくなりました。
人形山の山頂標識は、地図上の山頂よりすこし東側にあり、ちょっと見つけるのが大変です。
金袋山の山頂標識は巾着でしょうか。
分かっていても、猫に見えてしまいます(^^;
篶坂ノ丸(すずさかのまる)の山頂標識は古いままでした。
見慣れない漢字ですが、「篶」とは細くて黒い竹という意味だそうです。
東京百名山 八十五座目
ウトウの頭(うとうのかしら)1,588.0 m
奥多摩町
新旧2枚の山頂標識が架かっていました。
漢字でウトウは「善知鳥」と書く、海鳥の一種です。
なぜ、山名に海鳥の名前が使われているか気になります。
酉谷山
大京谷ノクビレから岩の間を縫う様に登ったところでモノレールを見つけました。
ここまでくれば一安心です。
あとは、モノレールに沿って登って行けば長沢背稜にたどり着けます。
大京谷ノ峰で小休止をしました。
モノレールの終点です。
1780mとは標高ではないので、モノレールの長さでしょうか。
長沢背稜に合流し、道が良くなりました。
そして、酉谷山と巻き道の分岐まできました。
東京百名山 八十六座目
酉谷山(とりだにやま)1,718.3 m
奥多摩町 埼玉県秩父市
12時26分、東京都最深部の酉谷山に到着しました。
時間も脚力も問題なく登頂できたので、最終バスの時間を気にする必要がなくなりました。
このルート、エスケープする箇所がまったくなく、また登ってきたタワ尾根は下ることはリスクがあったので、登山中ずっとドキドキが続いていました。
長沢背稜
長沢背稜はよく整備された綺麗な山道です。
危険な箇所には写真のような長い木橋が架かっていました。
時間に余裕があったので七跳山にお邪魔しました。
通行止めになっている七跳尾根登山道が復旧すれば、酉谷山まで格段に行きやすくなります。
再び長い木橋がありました。
古い木橋が斜面に落ちていて、なんとなく怖くなりました。
一杯水避難小屋で最後の休憩を取り、東日原バス停に下山しました。
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