2024年11月30日、今年最後の登山が終わり、これからGWまでスキーを楽しむので登山はお休みです。
ということで、2024年の山登りのまとめをしたと思います。
登山を始めたきっかけ
山登りを始めたきっかけは、ほんの些細な事でした。
登山経験
子供のころから山は大好きで、小学生の頃は休日に裏山を探検したりして遊んでいました。
その後、親とオリエンテーリングに行くようになり、地図とコンパスを頼りに野山を歩き回りました。
月日は流れ、社会人になって数年後、転勤で富士山の麓の町に住むことになり、通勤で246号線を会社がある御殿場に登って行くと富士山が真正面にみえます。
地元の人々は当然のように富士山に登ったことがあり、私もよい機会だと思い登ることにしました。
スキーをしていたおかげか、高山病にかかることもなく、日帰りで登頂を果たしました。
その後、室堂に宿泊して立山縦走(雄山、大汝山、富士ノ折立)を行ったり、屋久島で縄文杉を見に行ったりと登山道が整備された場所に行くことがありましたが、本格的な登山経験はなく登山道具も持っていませんでした。
雲取山
昔から地理と旅行が大好きで、特に日本一とか、日本最南端とか、そういう言葉に弱い性格でした。
47都道府県を訪れたのはもちろん、なんとか岬があると、だいたいその先端まで行っています。
山頂にも興味があったのですが、日本一の富士山に登ったので満足していました。
しかし、ふとyoutubeを見ていたら東京都最高峰という言葉に惹かれ、日帰りも可能とあったので、X(旧twitter)で雲取山へ日帰りで行くためのアドバイスを求めてしまいました。
高尾山くらい、と思っていたわけではありませんが、みなさんの返信を見て、思っていたよりも大変そうなことが分かり、準備無しで登るのは難しいと思い、真剣に調べ始めました。
雲取山(2,017m、標準コースタイム:片道5時間)、始めに見た情報はこれだけで、なんとかなるかなと漠然と考えていました。
しかし、よく調べてみると、鴨沢バス停から、往復22.3km、累積登り1,678m(ヤマレコより)ということが分かり、後ずさりをしてしまいました。
まず、20kmという距離を、平地でも前回いつ歩いたか記憶にありません。
また、累積登り1,678mは、富士山の富士宮ルートの標高差1,391mより300mも高いということに気が付きました。
20代ならともかく、50代半ばの体力では、とり会えず挑戦してみるという山ではありません。
そんなこんなで、練習がてら山登りを始めたわけですが、何か目標がある方が楽しいので、まずは東京百名山を登ることにしました。
登山用具
登山者の姿を見ていると、いかにもこれから山に登りますと言った格好をしています。
何から揃えたらよいか分からず、ネットで調べ、まずは靴を買うことにしました。
ネットだけでは良く分からないので、何軒かの登山用品店を見て回り、少しイメージができたところで、またネットで調べ、モンベルのミドルカットがよさげに思いました。
日を改めて、モンベルショップに行き、店員さんにミドルカットのどのモデルがいいか相談したところ、今までの登山経験と当面の目標からローカットの登山靴を勧められ購入しました。
次はザックです。
写真を直ぐに撮りたいので、ショルダーストラップに携帯電話が収納できるタイプのものを購入しました。
そして、メッシュのアンダーウェア、短パン、ヘッドランプと徐々に用具を増やしていっています。
2024年 主な購入した登山用具
- シューズ:トレールウォーカー
- ザック :ヌプリパック 20
- ジオライン クールメッシュ ラウンドネックシャツ x 2
- サポーテックタイツ
- 短パン :O.D.ショーツ
- クールパンツ
- リチャージャブル パワーヘッドランプ
記録・到達点
登頂数
東京百名山
80座
東京百名山は東京都全域、すなわち島嶼(6座)にもあります。
また、八丁山は登山道が閉鎖されていて、安全に行くことができません。
これら7座を除く93座の登頂を目標にしています。
練習を兼ねて低山から登り始め、残りは奥多摩の最深部の山々で、日が短い時期の登頂は難しくなってきました。
また、日帰りでは厳しい山もあるので、来年、日が長い時期に山小屋に宿泊して残り13座の登頂を目指したいと考えています。
多摩百山
82座
多摩百山は、東京百名山と81座が重なっていているので、登る山が19座増えたことになります。
とはいっても、独立峰があるわけではないので、少し尾根を歩く距離が伸びたぐらいです。
82座に登りましたが、残りは東京百名山と同じ奥多摩の最深部なので、日が長い時に登る予定です。
藤野15名山
14座
冬が近づき、日が短くなり、かつ風が強くなってきたので、中央線で高尾から2駅の藤野駅周辺の藤野15名山を巡ることにしました。
藤野15名山のうち3座は東京百名山と重なっていて、明王峠は高尾縦走路の途中に登っていました。
残り11座の内、2回に分けて10座を登りました。
最後の1座「矢ノ音(やのね)」は、来シーズンの始まりに、足慣らしに登りたいと考えています。
脚力
初めて登った奥多摩の山々は「雹留山~網代城山~天竺山」で距離は12.8km、累積登りは僅か585mでしたが、天竺山に登る階段の途中で足が全く動かなくなり、30分以上座り込んでしまいました。
登り
始めの頃は平地と同じ歩き方で、同じような速度で登っていましたが、直ぐに疲れて休憩が必要でした。
歩幅を変えたり、速度を遅くしたり、試行錯誤を繰り返しながら、30分で5分の休憩のペースになって、少し歩くのが楽になりました。
転機が訪れたのが、登山の先輩(大学の同期)に誘ってもらって、高尾で訓練登山をしたことでした。
登りは自分よりもゆっくりでしたが、たまに数分の小休止をとりながら数時間歩き続ける姿が衝撃でした。
また、歩いている間中会話をすることが新鮮でした。
友達から、心拍数をあげないことが重要だということを学びました。
それ以降、特に登り始めの歩く速度を抑えるようになり、歩き始めて20~30分経つと足がすっと軽くなることを感じれるようになりました。
これが、無酸素運動から有酸素運動への変わるポイントだと勝手に思っています。
11月に入ってからは、登り始める前にアミノ酸(BCAA)の顆粒を摂取するようになり、より疲労が少なくなったような気がしています。
下り
未だに下りの歩き方は全く分かっていません。
友達と歩いて、下りのスピードがまったく違うことが分かりました。
早く歩いているように見えるわけではないのに、ついていくことが全くできません。
友達も下りは苦労したらしく、経験が必要で、今の歩き方になるまでに数年かかったようです。
私の場合は、経験が少ないことに加えて、骨折の影響で右足の筋力が弱く、膝を曲げることが難しいので、その反動で左足に負担をかけてしまいます。
累積下りが1000mを超えるようになると、左足が辛くなります。
これは、筋トレをして筋肉量を増やすしか解決策はなさそうです。
累積登りと移動距離
5月から11月まで7か月間ほぼ毎週山登りを続け、現時点の自分の実力が分かってきました。
累積登り1000m、距離10km程度の山行であれば次の日にほとんど疲労が残らないので、連日登山を行うことができます。
累積登り1500m、距離15kmを超えてくると、3、4日疲労が残ります。
まだまだ限界が低いので、来年はもっと訓練を積みたいと思っています。
累積登り:1,000m、距離:10km >連日OK
累積登り:1,500m、距離:15km >回復に3、4日
最後に
右も左も分からない状態から登山を始めましたが、だんだんと自分の実力が分かってきました。
一方、課題も多く、一つづつ解決し、来年はより楽しいい登山ライフを送れるようになりたいです。
GWまでは、スキーを楽しんでいるので、よかったら雪山ブログもご覧ください。
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